こんにちは、ナカノです。
金沢旅行記その③を書いていきます~。
本日は、鈴木大拙館について。
金沢に行くことになるまで、鈴木大拙館のことは全く知りませんでした。
調べてみると、とても良さげだったので今回行ってみることにしました。
それではどうぞ~。
鈴木大拙館に行ってきた
鈴木大拙館について
鈴木大拙館は兼六園、21世紀美術館の近くですが、大通りから少し奥に入った静かな場所にあります。

鈴木大拙館は、ここ金沢市本多町に生まれた世界的な仏教哲学者・鈴木大拙の生涯に学び、思索に出会う場所です。
鈴木大拙館パンフレットより
ゆっくり考えるにはとても良い環境。
館内は、3つの「展示空間」「学習空間」「思索空間」で構成されています。
また、3つの庭、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」があります。
館内を巡る
「展示空間」には書道作品が展示されていました。
「学習空間」には鈴木大拙の本が並んでおり、自由に読む事ができます。
本を熱心に読んでいる方ばかり。
私は奥のイスに座って「露地の庭」を見ていました。
ここのイスから見る景色、おすすめです。
「思索空間」では、「水鏡の庭」を見ながらゆっくりと。

写真にある建物が「思索空間」。
水の部分が「水鏡の庭」です。

水が鏡のように木々や空をうつしています。
ここで話は変わるのですが、いいなあと思ったことをひとつ。
私が入ってすぐ、後ろから少し声が大きめの方々が来られていて、スタッフの方がさっと注意していました。
その注意の仕方というか、振る舞い方に品があって好きだなあと。
穏やか~に空間の静けさを保とうとしているように感じました。
その一連のようすを見て、私も出来るだけここではその空気感を壊さないようにしたいなあと思ったのでした。
鈴木大拙のことば
初めにもらったパンフレットがファイルになっており、館内にある「鈴木大拙のことば」の用紙を挟んでいくことができます。
あんまり頭がよくないので、正直難しいことはよくわかりません。笑
でも、面白いなあと思ったのがこちら。
鈴木大拙のことば―37
一本の樹木の存在にも、永劫の生命を感じる。
こういう大自然の中にいると、樹木も私も同じ生命を持っているという一体感がわきあがってくる。
散歩をしていても、このねじ曲がった木になってみたらどんなにおもしろかろうと思うと、あたらしい感慨が起こるのを禁じ得ない。「散歩」1965年/『鈴木大拙全集[増補新版]』第35巻303貢より引用
館内用紙より
哲学者の方って難しいことばかり考えているのかと思っていましたが、これはユーモラスで入りやすい。
館内から外に出て散策していたのですが、

この石や苔、1つ1つにも実は人間にわからないだけで感情があるのかも?とか

微生物が池の波紋にのって遊んでるかもとか

人間が紅葉きれいだなあと思っていても、実は葉っぱが落ちる前に抵抗して赤くなってるのかもとか
想像したら、自然たちが目まぐるしく動いているようで面白い。
そう思うと、自分も自然の一部でちっぽけなものだよなあ~と思う。
さいごに
個人的に金沢に来て1番いいなあと思ったのが、鈴木大拙館でした。
ここにいると背筋が伸びるような感じがしました。
静かなので、じっくりゆっくり考えたいなあという方におすすめです。
それでは今回はこの辺で~。
【行ってきた】
金沢21世紀美術館に行ってきた|金沢旅行記その①
兼六園に行ってきた/オススメは早朝無料入園|金沢旅行記その②
【おみやげイロイロ】
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鈴木大拙館 基本情報
【所在地】
〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目4番20号
【TEL】
076-221-8011
【開館時間】
9:30~17:00
※入館は16:30迄
【休館日】
月曜日
※月曜日が休日の場合はその直後の平日
年末年始
※12月29日~1月3日
【入館料】
一般300円
65歳以上200円
高校生以下無料
公式HPはこちらから
鈴木大拙館 - 金沢文化振興財団