こんにちは、ナカノです。
先日、金沢に行ってきました~。
金沢はずっと行きたいと思っていたのですが、用事ができたり、天候が悪く電車が動かなかったりとご縁がなかったのです…。
何回かに渡ってご紹介していきたいと思います。
今回は『金沢21世紀美術館』です。
それでは行ってみましょう~。
金沢21世紀美術館について
金沢21世紀美術館に訪れてまず思ったのは、「まちに馴染んでる~」でした。
兼六園や金沢城の近くだし、写真で見ると住宅も多そうだし、ドーンと目立ってそう、と勝手に思っていたので意外でした。
金沢21世紀美術館の建築のコンセプトは『まちに開かれた公園のような美術館』だそうです。
外周をぐるぐると周ってみると、遊具のような作品が何点かありました。
大人も子供も楽しそう。
美術館には入り口が4ヶ所あり、どこからでも入ることができます。
チケットを買うには本多通り口[東口]が1番便利。

ちなみに、休日で結構混んでおり、15~20分くらい待ちました。

こちらは南口。
ずっと展示を見ていると外の空気が吸いたくなりませんか?
そんなときは、外に出てイスで休憩。
まるっとしてて可愛い。

個人的に好きなのがこれ。

球体パビリオン 「まる」。
周りの風景が映ります。
中に入ることもできますが、入って少しの間、距離感が掴めず酔いそうな感じになりました。笑
2014年に開館10周年を記念して作られたそうです。
美術館の設計者でもある、妹島和世+西沢立衛/SANAA による作品。
この美術館では、展覧会ゾーン(要チケット)と交流ゾーンがあります。

交流ゾーンでも無料で見れる作品があります。館内休憩スペースも多いです。
今回は、作品を見るのに3時間くらいかかりました。
それに加えて、外でぼーっとしたり、アートライブラリーでまったり本や雑誌を読んでいたので、5時間くらいはいたかと。
チケット購入時には人が多いように感じましたが、展示を見るときにはそこまで混んでいない印象。(混んでいるところもありますけどね…
迷路のような作りで、思ったより館内が広く感じました。
美術館なんですけど、公園。
近隣の方も観光の方も楽しめる。
普通に犬の散歩をしている方もいます。
コンセプトの通り、『まちに開かれた公園のような美術館』だなあと思いました。
オススメだった恒久展示作品
ここで、個人的に良かったなあという恒久展示作品をご紹介します。
レアンドロ・エルリッヒ /『スイミング・プール』
美術館の顔!な作品ですよね。
大人気でいつも人だかりでした。

上から見ると中で人が歩いて、本当に水が入っているよう。
不思議ですよね~。
プールの中も地下から入ってみたのですが、私が入ったときにはギュウギュウに混んでいました。
なので写真撮れず。残念。
ジェームズ・タレル /『ブルー・プラネット・スカイ』
天井が正方形に切り取られた作品。
ぼーっと空を眺めて色の移り変わりを見ていました。
ちょっとずつですけど、変わるんですよね。
雲が突入してきたらまた違った色になったり。
ずーっと見ていられます。
夜もおすすめ。紺色が綺麗です。
アニッシュ・カプーア /『L'Origine du monde』
ちょっと暗めの部屋に入ると、斜めの壁に大きな黒い楕円形。
見え方によって、穴があいているように見えたり、盛り上がって見えたり。
大きな穴があいていて、中を塗っているそうです。
写真では全然感じないけれど、実際に足を運んでみると吸い込まれそうでちょっと怖い。
この楕円形が大きいのがまた。でも、手を入れてみたいなあと思ったり。
怖いのに、進んでみたくなる。小学生のときにも見てみたかったなあ。
オススメだった展示
私が訪れた際には、
- 邱志杰(チウ・ジージエ) 書くことに生きる
- コレクション展 アジアの風景 / 粟津潔、マクリヒロゲル5
- 西村有 paragraph
- 「工芸×建築」の可能性を探る 工芸建築展
- 全州市・金沢市姉妹都市交流 第17回全州伝統工芸展
と、様々な展示が催されていました。
ここで、オススメだった展示をご紹介したいと思います。
西村有 paragraph
館内をぐるぐる回って最後の方に行きました。
部屋に入ると、大小様々な大きさの油絵。
1枚見ただけじゃ流されていきそうな感じだなあと思いました。
ゆっくり見ていくと、なんとなく懐かしい気分に。
特に、住宅と畑と空が書かれた風景が好きで。
どこにでもありそうな風景なのに、電車からぱっと見えて流れていく瞬間を切り取ったかのような。
見た事ないはずなのに、自分の記憶と勝手につながっていくような感じ。
人物が描かれた作品も、ゆらぎがあって好きです。
知っているはずないのに、自分の記憶の隙間に入ってくる。
なにかわからないけれど、どんどん勝手に思い出すような、でも初めてなんだけどなって。
不思議な体験でした。
さいごに
大人から子供まで楽しめる、美術が身近に感じられる場所だなあと思いました。
ほんとうに『まちに開かれた公園のような美術館』だなあと。
美術館であり、公園。
誰でも気軽に出入りできるし、それぞれのペースで楽しんでいる感じがしました。
いわゆる「絵画」みたいな作品がたくさんある訳ではないけれど、見る、というか体感するという感じ。
正直わからないなあと思う作品もありましたが、それでいいんじゃないかなあと。
本当に好きな作品が1つでも見つかって、それについて考えることができたら「やった~」って感じ。
体感型が好きな方にはオススメですね~。新しい出会いがあると思いますよ。
それでは今回はこの辺で~。
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金沢21美術館 基本情報
【所在地】
〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
【TEL】
076-220-2800
【開館時間】
展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン:9:00~22:00
各施設によって違います→施設のご案内|金沢21世紀美術館
【休館日】
展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
交流ゾーン:年末年始
詳しくはこちらから確認することをおすすめします
来館について - 金沢21世紀美術館 | 来館のご案内
公式HPはこちらから
金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.