下鴨神社は、その広大な敷地と自然の中に歴史的な神社やパワースポットが点在しています。
もし、下鴨神社に行くなら、その場を存分に味わいたいですね。
この記事では、下鴨神社に行くまでのアクセスや拝観料から、見どころ、下鴨神社やその周辺の休憩スポットを含む観光コースをご案内します。
下鴨神社は広く、見どころも多いので、全部きっちり回ると結構な所要時間がかかってしまいます。
下鴨神社の境内マップに沿って、ここだけは見て!というポイントをぎゅっとまとめた参拝ルートを紹介しますので、ぜひご覧ください。
「下鴨神社」に参拝するときは、歩きまわるので疲れてしまう方もいるかもしれません。
下鴨神社にまつわる話がある、ちょっとひと休みできる休憩スポットも紹介しますよ。
この「下鴨神社」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
下鴨神社内の観光コースで境内マップと参拝ルート
ここでは下鴨神社に初めてに行く方に向けて、おすすめの見どころポイントをまとめた観光コースをご紹介します。
下鴨神社には、複数の参拝ルートがあり、糺の森を始め、河合神社や相生社など、見どころが豊富です。
全部しっかり見ようと思うと、正直1日では足りないかも…と思います。
でも、ここだけは見てほしいという参拝ルートをまとめましたので安心してください。
先に下鴨神社までのアクセスや周辺駐車場について知りたい方はこちらの記事をどうぞ>>
下鴨神社の境内マップ
それでは、下鴨神社の境内マップを見ながら説明していきますね。
境内マップに記載した番号順に今回は紹介していきます。
②河合神社(かわいじんじゃ)
③相生社(あいおいのやしろ)
④楼門(ろうもん)
⑤御手洗社(みたらししゃ)
⑥言社(ことしゃ)
⑦本殿(ほんでん)
また、参道に入る前の鳥居の前にも境内マップの看板があります。
こちらの境内マップは公式サイトからもダウンロードできますよ。
下鴨神社のおすすめ参拝ルート
下鴨神社は京都を代表する神社の一つで、古代から続く歴史的な場所です。
訪れる際には、まず正門を通り、参道を歩いていくのが基本の参拝ルートです。
参道では、糺の森と呼ばれる美しい森林が広がり、自然に触れながらの散策が楽しめますよ。
ここでゆっくりと歩き、神聖な空間を感じながら神社へ向かっていきましょう。
途中で河合神社や相生社といったスポットを立ち寄りながら進みます。
これらの場所はそれぞれに独特の歴史と意味があります。その特徴も知っておくと訪れた際に各神社の魅力に触れることができます。
①糺の森
糺の森(ただすのもり)は、京都の中心部にあるとは思えないほどの自然豊かな森林で、東京ドーム3つ分もの面積があります。
この森は古代 紀元前90年から続く原生林であり、京都に残された数少ない自然の宝庫といえます。
糺の森は古代の信仰の場としても知られており、現在でもその神聖な雰囲気を残しています。
この森には多くの動植物が生息しており、季節ごとに違った表情を見せます。
春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しさが楽しめます。
参道を歩きながら、木々に囲まれた静かな空間でリフレッシュできますよ。
②河合神社
河合神社は、特に女性に人気が高いスポットです。
ここでは、美の女神として知られる玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀っており、美容や健康、特に女性の美に関するご利益があるとされています。
とても美人な神様だったそうですよ。
この神社では、手鏡型の絵馬に自分の理想とする顔を書き込み、美を祈願するのが特徴です。
女性の参拝客にとっては外せない場所となっており、観光コースの中でも重要な役割を果たしています。
飲めば美人になれる?!かりん味の美人水も販売されています。
③相生社
相生社(あいおいのやしろ)は、下鴨神社の境内にある小さな社ですが、特に縁結びのご利益があることで知られています。
相生社の隣には「連理の榊(れんりのさかき)」という2本が1本に結ばれた木があります。縁結びの象徴とされ、相生社を参拝することで良縁を祈願できます。
多くのカップルや結婚を控えた人々が訪れ、この木に手を合わせます。
また、恋愛だけではなく、仕事や進路、人間関係などさまざまな縁を結んでくれるといわれています。
下鴨神社を訪れる際には、ぜひ立ち寄って良縁を祈願するのがおすすめです。
④楼門
楼門は重要文化財として指定されています。
下鴨神社では以前は楼門に入ることができず、戦後に楼門の中に入って良いとされたのだそう。
下鴨神社の長い歴史を考えると、楼門の中に入れるようになったのは最近ですね。
そう考えると私たちは非常にありがたい時期に産まれてきたのかもしれませんね。
楼門は大陸の文化が入る前に作られた建造物で、つくりが非常にシンプルです。
楼門は21年ごとに式年遷宮で造り替えられてきましたが、1628年以降は解体修理後保存されています。
周囲の木々たちに朱色が映えとても美しく、下鴨神社で一番のフォトスポット。
楼門前はいつも写真を撮る人が絶えません。
⑤御手洗社
御手洗社(みたらししゃ)は、特に健康と無病息災を祈願するスポットです。
下鴨神社では、夏に「御手洗祭」という行事が行われ、参拝者が御手洗池の冷たい水に足を浸しながら祈願します。
ここで清らかな水に触れることで、心身ともに清められるとされています。
夏の暑さを和らげるとともに、心身の健康を祈ることができるのです。
みたらし祭や周辺の御手洗授与所についてはこちらの記事もどうぞ
⑥言社
下鴨神社の中門を入ると、言社(ことしゃ)があります。
ここには十二支が祀られた7つの社があります。
参拝の際には自分の干支の社にお参りしましょう。
言社は、なぜこの配置に分けられたのかはわかっていません。
なぜ十二支の社なのに「言社」という名前なのかについては、1番本殿に近い社であることから、神様のお告げを伝えるものとして言社と付けられたのかもしれないという説があるようです。
⑦本殿
下鴨神社の本殿は、国宝にも指定されている歴史的な建造物です。
普段は見ることはできませんが、特別公開時に見ることができます。
下鴨神社の本殿は、日本古来の神社建築の美しさと歴史的な価値を感じさせる場所です。
本殿は、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)という建築様式が採用されています。
この様式は、神社建築の中でも非常に古典的なスタイルであり正面の柱が4本、柱間が三つあり、屋根が手前に大きく伸びる構造が特徴です。
東本殿と西本殿という二つの社殿があり、それぞれ異なる神々が祀られています。
東殿には玉依媛命(たまよりひめのみこと)、西殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が祀られています。これらの神々は、賀茂氏一族の祖先神であり、神話にも深く関わる存在です。
特に勝利、導き、縁結び、安産、育児などの祈願が行われ、多くの参拝者が訪れます。
下鴨神社の神様や不思議な話についての記事はこちらから>>
下鴨神社授与所まとめ
参拝後には、授与所でお守りやお札を購入することもできます。
下鴨神社内には授与所が5つあります。
②西授与所:下鴨神社の中心授与所
③相生社授与所:縁結びのお守りやおみくじ
④ラグビー授与所:ラグビー絵馬あり
⑤河合神社授与所:美に関係するお守りや絵馬
下鴨神社では、縁結びや開運、厄除け、無病息災、健康祈願など、さまざまな種類のお守りが揃っていますが、特にレースのお守りが人気です。
人気のレースのお守りについてはこちらの記事をどうぞ>>
また、授与所では絵馬や御朱印も手に入れることができ、おみくじを引くこともできますよ。
参拝の記念として、ぜひ立ち寄ってみてください。
下鴨神社参拝後の休憩スポット
たくさん歩いてちょっと疲れてしまいましたよね。
参拝の後には、神社周辺で休憩はどうでしょうか?
ここでは、下鴨神社や周辺の観光合間に一息つける場所をご紹介します。
下鴨神社と関係のある歴史的なお店なんですよ。
さるや休憩所
さるや休憩所は、下鴨神社内にある参拝者が一息つける人気のスポットです。
ここでは、伝統的な和菓子「申餅」(さるもち)が提供されており、京都らしい味覚を楽しむことができます。
申餅は葵祭の前日の申の日に天皇が派遣する使者を迎えるために作られた神様に捧げる食べ物です。
お餅の色は、はねず色です。
はねず色は朝開けていく空に一瞬だけ現れる薄い茜色で、とても縁起のいい色とされています。
食べることで身体を清め、無病息災を祈りました。
他にもお茶や軽食を楽しむことができ、参拝後の休憩にぴったりです。
TEL:075-781-0010
営業時間:10:00~16:30
加茂みたらし茶屋
加茂みたらし茶屋は、下鴨神社の近くにある老舗の茶屋です。
この茶屋は長い歴史を持ち、地元の人々や観光客に愛され続けてきました。
特に「みたらし団子」が名物で、みたらし団子の発祥店と言われています。
この団子は、甘さ控えめのタレが特徴で、何本でも食べられてしまうんですよね。
特徴は5つの団子で、1番上と2番目が離れているところです。
これは人の身体を表しており、串先の団子が頭部、残り4つの団子が四肢を表現しています。
こちらのお団子はみたらし祭でも納められており、厄払いの意味もあるんですよ。
加茂みたらし茶屋についてはこちらの記事もどうぞ
鴨川デルタ
鴨川デルタは京都市内で人気の高い自然スポットで、観光客や地元の人々に親しまれています。
その最大の特徴は、鴨川と高野川が合流する地点に広がる広い河原であり、季節を問わずリラックスできる場所として知られています。
また、河原は平坦で広々としており、ピクニックや散策に最適な場所でもあります。
鴨川デルタは自然を感じながらリフレッシュできる都市のオアシス。
休憩にぴったりなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
下鴨神社の拝観料はいくら?
下鴨神社の拝観料は、通常の参拝では不要ですが、特別な行事や公開エリアによって必要となる場合があります。
ここでは拝観料が必要な場合の行事や祭、エリアについてまとめました。
特別拝観の拝観料
特別拝観では、葵祭でも使用している十二単衣の着付けのようすや、その十二単衣を着ての王朝舞を見ることができます。
※団体でのみ予約を受付
:玉座付き1回 50,000円(税込)
内容:十二単衣の着付け、王朝舞、大井殿の拝観
案内日:毎日(元旦と賀茂祭当日はなし)
人数:1回につき約80名
※十二単衣拝観席が80席となり、100名を超えると2回の案内になる場合あり。
その場合、2回分の料金となります。
大炊殿・神宮寺旧跡・鴨社資料館秀穂舎の拝観料
中学生以下 無料
拝観時間:午前10時~午後4時
葵祭の有料席の拝観料
葵祭(あおいまつり)は、京都三大祭の一つで、1400年の歴史を誇る優雅で古典的な祭りです。
毎年5月15日に開催され、京都御所から下鴨神社、そして上賀茂神社へと続く平安時代の貴族の装束をまとった約500名の行列が特徴的です。
※まなび席はイヤホンの解説付き
みたらし祭の拝観料
下鴨神社のみたらし祭では、土用の丑の日に御手洗池に足をつけると病気にかからないとされています。
このみたらし祭りが行われる約10日間は大変賑わいます。
中学生以下 志納
開催日程:7月の土用の丑の日前後
2024年は7月19日(金)~28日(日)
※露天の出店は7月19日・20日・21日・25日・26日・27日・28日
下鴨神社の所要時間は?
下鴨神社の所要時間は、参拝する箇所や見学範囲によって異なります。
今回ご紹介したルートの所要時間は約1時間30分程度を想定しています。
また、最短で本殿だけを参拝する場合は、30分ほどで終わりますが、広い境内をじっくり回る場合は所要時間は2~3時間程度を見込んだ方がよいでしょう。
境内全体を巡る場合は、参拝時間に加え、混雑状況やイベントによりさらに時間がかかる場合もあります。
時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
「下鴨神社」周辺のおすすめホテル
「下鴨神社」の周辺には、素敵なホテルや旅館がたくさんあります。
京都ブライトンホテル
この「京都ブライトンホテル」は、静かな環境の中でリラックスした滞在が楽しめます。
下鴨神社は京都の自然豊かな場所で、神聖な空気に包まれた後は、ホテルの快適な客室や心のこもったサービスで、さらに充実したひとときを過ごせます。
ホテルには、頼りになるコンシェルジュがおり、京都の観光情報や食事の相談も安心して任せることができ、京都滞在が一層豊かになるでしょう。
このホテルの総合評価は「4.73」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「京都ブライトンホテル」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
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ホテルグランヴィア京都
この「ホテルグランヴィア京都」は、快適でリッチな宿泊体験を楽しめます。
京都駅直結の利便性により、観光後の移動もスムーズです。
また、豪華な客室やレストランでの食事を通じて、優雅なひとときを過ごせます。
観光疲れを癒し、翌日はさらに京都の美しい景色や文化を満喫することができます。
このホテルの総合評価は「4.49」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ホテルグランヴィア京都」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
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GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド ネイチャー ホテル キョウト)
この「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド ネイチャー ホテル キョウト)」は、自然との調和を大切にした贅沢な滞在を実現できます。
オーガニックな食事や天然素材を使用したお部屋で心身ともにリラックスできる環境が整っています。
心地よさと自然の豊かさを両立したホテルです。
このホテルの総合評価は「4.50」です。( 評価詳細は こちら>> )
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まとめ
下鴨神社は、広大な敷地と豊かな自然に囲まれ、古代から続く歴史と伝統を感じられる特別な場所です。
今回ご紹介した下鴨神社の観光コースをもう一度まとめておきますね。
②河合神社(かわいじんじゃ)
③相生社(あいおいのやしろ)
④楼門(ろうもん)
⑤御手洗社(みたらししゃ)
⑥言社(ことしゃ)
⑦本殿(ほんでん)
下鴨神社は基本的には拝観料はいりませんが、有料エリアや行事によっては拝観料が必要になります。
この参拝ルートでの所要時間は約1時間半を目安としています。
また、下鴨神社を参拝したあとは、授与所でお守りを買ったり、加茂みたらし茶屋や、さるやでの休憩がおすすめ。鴨川デルタも気持ちがいいですよ。
今回、下鴨神社の境内マップを見ながら、おすすめスポットをご紹介してきました。この下鴨神社の参拝コースが、あなたが下鴨神社に訪れる際のお役に立ちますように。
ぜひ、下鴨神社の魅力を体感してみてください。
この記事では「下鴨神社」の観光コースや拝観料、所要時間と周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。