下鴨神社に行くなら、どんな場所なのかあらかじめ知っておきたいですね。
せっかく参拝するのですから、なんの神様がいるか気になるところです。
もしお願いごとに合う神様がいるなら行くのがもっと楽しみになります。
逆に下鴨神社が怖いと思っている人もいるようです。
確かに下鴨神社には不思議な現象や言い伝えがあるので、怖いと感じる人がいるのもわかります。
でも、その不思議さや怖さが下鴨神社の魅力のひとつであるとも思うんですよね。
また、名前の似ている下鴨神社と上賀茂神社ですが、まとめていきたい場合どっちが先に行った方がよいのか、決まりがあるのなら知っておきたいですね。
お願いを叶えてほしいですし、神様の機嫌を損ねたくないですから…。
この「下鴨神社」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
「下鴨神社」は毎年5月に行われる「葵祭」で有名です。
この祭りは京都三大祭の一つであり、賀茂氏の祖先神を奉るための神事です。
祭りの時期に行くとさらに下鴨神社を深く知ることができるでしょう。
この記事では、「下鴨神社」がなんの神様か、怖い理由や上賀茂神社との違いなどをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
下鴨神社ってなんの神様?
下鴨神社にはなんの神様が祀られているかというと、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
これらの神様は古くから京都の守護神として知られ、京都の人々に深く信仰されてきました。
賀茂建角身命はなんの神様かというと、下鴨神社の主祭神で、賀茂氏の祖神です。
『新撰姓氏録』によると、神魂命(かみむすびのみこと)の孫とされ、神武東征の際には八咫烏(やたがらす)に化身し、神武天皇を先導して勝利に導きました。
古代京都の守護神としても信仰を集めており、古代の京都を開いた神様で、農耕を広めて民生の安定に努めたそうです。
また、賀茂建角身命の娘の玉依媛命は、言い伝えによると鴨川で禊をしていたところ、上流から流れてきた赤い矢を拾った際に懐妊され、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)を産んだとされています。
下鴨神社には、他にさまざまな社があり、それぞれに縁結び、安産、育児、子宝、厄除け、学業、長寿、交通安全、美などのご利益があるとされています。
色々なご利益があるので、下鴨神社に行ったら欲張ってお願いしてしまいそうです。
例えば「相生社(あいおいのやしろ)」があります。
相生社は、縁結びの神として広く知られており、縁を深めるための象徴的な役割を持つ場所です。
恋愛だけでなく、人間関係の修復、人生の進路や転機における導きなど、多岐にわたるご利益があります。
仕事や家族の関係でもその効果が期待されており、人生の大切な人との縁がさらに強固になるという信仰が根付いています。
下鴨神社が怖いといわれる理由は?
下鴨神社が「怖い」といわれる背景には、神聖な場所特有の厳粛な雰囲気や古来の伝説が関係しています。
ここでは、昔から下鴨神社に伝わる少し怖い?お話や説明が難しい現象について紹介していきますね。
連理の賢木(れんりのさかき)
下鴨神社が怖いといわれる理由の一つは、先ほどご紹介した「相生社」にある「連理の賢木」です。
この木はもともと別の2本の木が途中から結びついており、1本の木になっています。
これまでも木が寿命を迎えたあとに別の場所で再び芽を出しており、現在の木は4代目とのこと。
もし、この木が枯れたとしても、同じように複数が結びついた木が生えてくるでしょう。神秘的な力を感じますね。
そのあまりに強い結びつきから縁結びの象徴とされています。
糺の森(ただすのもり)
下鴨神社の参道がある「糺の森」。
この森から聞こえてくる音は全て神様が出されている音と言われています。
糺の森の「糺」は物事の是非や真偽をはっきり追及するという意味ですが、昔の人は糺の森に入ると神様から糺されるからと入るのを嫌がったそうです。
もともとは京都全体が糺の森なのでは?!というくらい広かったらしいですが、今では東京ドーム3つ分くらいの面積になっています。それでも広いですよね。
もし夜一人で行ったら真っ暗だと思うので、いきなり怖い音や声が聞こえたら逃げだしてしまいそうです。
御手洗池(みたらしいけ)の泡
7月の土用の日に、御手洗池からポコポコと泡が沸き上がることが七不思議のひとつとしてあげられています。
その気泡のかたちがみたらし団子の発祥と伝えられています。
また、毎年7月に下鴨神社で行われる「みたらし祭」ではこの御手洗池に足を浸して厄払いをします。
烏の縄手(からすのなわて)
前章で、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が八咫烏となり、神武天皇を案内したとお話しました。
下鴨神社には「烏の縄手」という、(烏=賀茂建角身命、縄手=細長い道)神様へお参りするための細長い参道がありました。
現在の下鴨神社にもその「烏の縄手」を再現した道があります。
なんでも柊
下鴨神社の摂社である「比良木社」に植えられた木々の葉は、どんな木でもヒイラギのように尖ったギザギザの形状になるのだとか。
なぜ種類の違う木が同じようにギザギザになるのか…不思議ですね。
このような事例や噂により、下鴨神社は神秘的な力が働いている場所として語り継がれています。
下鴨神社は神聖な場所でありながらも、怖いと感じる人もいるのもわかる気がします。
上賀茂神社と下鴨神社はどっちが先でその違いは?
上賀茂神社と下鴨神社の参拝の順序について、どっちが先に行った方がいいかについては特に決まった規則はありません。
「下鴨神社を先に訪れるべき」という理由として、葵祭のときに下鴨神社から上賀茂神社に向かうためという意見も見られ、「上賀茂神社を先に訪れるべき」という理由として、下鴨神社の神さまは嫉妬深いから最後にした方がいいという意見も見られました。
色々な意見がありますが、特にどっちが先がいいかははっきり決められていないので、行きたい方から参拝していいですよ。
上賀茂神社と下鴨神社はどちらも賀茂神を祀る神社という共通点はありますが、祀られている神様に違いがあります。
上賀茂神社と下鴨神社はもともとは1つでしたが、2つに分かれました。
下鴨神社の正式名称を見てみると、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。
これは、上賀茂神社の祖先を祀っているということを意味しています。
(名前がなぜ変わったのかについては、はっきりとした事はわかっていません。)
下鴨神社にはなんの神様が祀られていたかというと、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)とその娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)でした。
その玉依媛命が産んだ子どもが賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)です。
そして、賀茂別雷大神は上賀茂神社の神様です。
上賀茂神社と下鴨神社の神様は違いますが、身内なんですね。
それぞれの役割にも違いがあります。
上賀茂神社の雷の神である「賀茂別雷大神」は、雷や風雨を司る神として知られ、厄除けや災難除けや必勝の神とされています。
これに対して、下鴨神社の「賀茂建角身命」は勝利や導き、事始めなど、「玉依媛命」は縁結びをはじめ、安産、育児などのご利益があるとされています。
「下鴨神社」周辺のおすすめホテル
「下鴨神社」の周辺には、素敵なホテルや旅館がたくさんあります。
ホテル日航プリンセス京都
この「ホテル日航プリンセス京都」は、質の高いサービスで安心して過ごすことができます。
また、ホテルの立地が下鴨神社に近いため、神社巡りをしながら、ゆったりとした時間を過ごすことが可能です。旅の思い出がより深まるでしょう。
このホテルの総合評価は「4.74」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ホテル日航プリンセス京都」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
このホテルの紹介記事はこちら>>準備中
ホテルオークラ京都
この「ホテルオークラ京都」は、ホテルの上質なサービスと落ち着いた空間で、旅の疲れを癒やすことができます。
ホテル内のレストランで地元の食材を使った料理を味わい、ホテルからは京都の美しい景色を楽しむことができ、特に東山の山並みは心を和ませます。
このホテルの総合評価は「4.71」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ホテルオークラ京都」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
このホテルの紹介記事はこちら>>準備中
ウェスティン都ホテル京都
この「ウェスティン都ホテル京都」は、ホテルの洗練されたサービスや豪華な空間が心を癒します。
美味しい食事やリラックスできるスパで心身の健康を充電し、思い出に残るひとときを過ごすことができます。
このホテルの総合評価は「4.38」です。( 評価詳細は こちら>> )
また、「ウェスティン都ホテル京都」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
このホテルの紹介記事はこちら>>準備中
「下鴨神社」のまとめ
下鴨神社を訪れる際には、なんの神様が祀られているかや言い伝えを知っているとさらに深く下鴨神社について知ることができます。
下鴨神社にはなんの神様が祀られているかというと、「賀茂建角身命」と「玉依媛命」で、特に勝利や導き、縁結びのご利益で有名です。
下鴨神社が怖いとされる理由は、その神秘的な伝承や神社内の自然環境が影響しています。
例えば、下鴨神社は「御神木」が多く、特に「連理の賢木」と呼ばれる木は2本が1本になっており、朽ちたとしても次の木が必ず生えてきます。
また、「糺の森」は神秘的な雰囲気を持ち、神様に糺されるという噂から、昔の人は入るのをためらったそうです。
上賀茂神社と下鴨神社の加茂家の神様であることは共通ですが、祀られている神様が違います。
上賀茂神社には賀茂別雷神が祀られており、下鴨神社にはその祖父である賀茂建角身命と母である玉依媛命が祀られています。
上賀茂神社と下鴨神社のどっちが先に行くべきかについてはどちらからでもかまいません。特にこうしないといけないというルールはありません。
ぜひ下鴨神社や上賀茂神社に行った際には神様やご紹介した場所を見てみてくださいね。
この記事では、下鴨神社の神様やまつわる少し怖い話、上賀茂神社との違いやどっちが先に行った方が良いかについてと周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。