こんにちは、ナカノです。
『アイシールド21』を読み返しているのですが、私に爪痕残しまくりのこのお方を紹介したい!
…葉柱ルイ!
今までスルーしてたけど、なかなかこの人熱いです。
それでは、張り切ってどうぞ~。
【3・4巻】葉柱ルイ初登場と賊学との練習試合
まずは葉柱ルイについてですが…
- 不良だらけの賊学の中でも特に怖いと言われている
- 賊学カメレオンズの主将でエース
- 長い腕が特徴
- 春の大会では葉柱が審判に手を出して失格に
さっくり言うと不良です。
手足が長いだけでなくて、目もカメレオンっぽい。あと、だんだん舌も伸びてくる。笑
泥門と賊学の練習試合が決まり、ヒル魔と葉柱の言い合いから500万円を賭けることに――結果は泥門の勝ち。
この試合では、葉柱…正直好きではなかったので、さっくり書いてみた。笑
500万円が払えない賊学チームはヒル魔の奴隷に。
試合に負けた賊学にヒル魔が「バイクを売ろう」と言ったときの素早い土下座は笑った。
【11巻】泥門・網乃戦当日
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網乃戦当日、泥門メンバーと離れてしまったセナと瀧。
瀧の言うバスに乗り込んだものの、途中で行き先を間違えていることに気が付く。
ヒル魔は2人を賊学のバイクで迎えに行かせ―
賊学のバイクに乗せてもらう2人。
葉柱ルイの後ろにはセナ。
セナはお礼を言い―
【セナ】
でも賊学だって大会前で大変なのに ヒル魔さんはああだけど 奴隷とかそういうのはこれでもう…【葉柱】
あぁ?? とっくに奴隷じゃねーよ!夏休み前にヒル魔に解放されてんだよ
俺らだって秋大会のために夏合宿すんだからな
開放されているのに、なぜ迎えに来てくれたのかと尋ねるセナに
テメーをぶっ殺す為だよ!!
試合でな!
遅刻なんてつまんねえ理由で俺らと当たる前に消えられてたまるか!!
と猛スピードでバイクをとばし、試合会場へ試合途中になんとか到着したのでした。
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賊学で1番のワルですが、アメフトには熱いんだなと思いました。ちょっと好き。
夏合宿する気マンマン。
喧嘩じゃなくて、試合内で倒すっていうのも熱い。
【13巻】賊学カメレオンズ・巨深ポセイドン戦
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賊学カメレオンズと巨深ポセイドンの試合。
賊学では2年の秋大会で引退となり、葉柱もラストチャンス。
巨深に勝てば次は泥門戦。葉柱みんなに気合いを入れる。
試合が始まり、巨深が優勢に見えたが、賊学の相手に合わせた戦法で戦おうとします。
しかし、圧倒的な力の差を感じたメンバーたち、もう無理だと弱音を。
葉柱は最後までわからない、クリスマスボウルへの最後のチャンスだと叫びますが、皆諦めてしまいました。
試合後、自販機の前で話す葉柱とヒル魔。
兄の時代はまだ根性があったが、自分の世代は違っていたと話し出し―
力っきゃねえ 恐怖政治しかねーだろうが!
テメーだってそうだろ そうやってチームまとめてきたんだろ
なのに畜生 結局はバラバラだった
なんか俺が間違ってたとでも言うのかよ…!!
なんでテメーんとこの奴らは テメーが怖いから頑張ってんじゃねえんだ!
なんでテメーと一緒になって クリスマスボウルまで目指してやがるんだ!!
テメェと俺と 何が違うってんだよォオ!!
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ここの葉柱のシーンがキツイ…。
戦略を変えて戦おうとするのですが、戦力差を見せられてしまうメンバーのやる気がなくなって…葉柱がどれだけ言っても…見ていて痛々しかったです…。
葉柱の言う通り、力でまとめるのはヒル魔と同じかもしれませんが…。
賊学のマネージャーは葉柱とヒル魔の話を聞いていて涙していました。
チームの中に葉柱と同じ気持ちの仲間がもう一人だけでもいれば少し違っていたんじゃないかなと思います…。
【21巻】泥門・神龍寺戦
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泥門と神龍寺戦。
かなり点差があったのだが、後半開始し、オンサイドキック初成功。
試合を見ていた葉柱は、巨深戦のことを思い出し…
もうほとんど勝ち目なんざほとんど0だってのによ 見ちゃいらんねえ
マネージャーに止められるも、帰ろうとする―
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帰ろうとした葉柱の顔は影になっているのですが、泣きながら笑っているようでした。
13巻の続きという訳ではないですが、負けそうになっていてもチーム全員が一つになっているのが羨ましかった、のかなと。
自分が作りたいチームは負けていたとしても諦めないチームだったんだとか、自分には出来なかったけれど、諦めない奴らがいて良かっただとか色々な想いがある涙だったのではないかなあと思います。
【32巻】クリスマスボウル前日
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クリスマスボウル前日、雪が――。
やむことなく振り続ける雪の中、東京スタジアム前では、帝国学園アメフト部の2~6軍が雪像を作っていました。
それを見ていた葉柱は気に入らない様子。
やる気のあるやう何百人も囲ってりゃ強ぇに決まってんだろ
過去のことを思い出す葉柱。
賊学のメンバーをスコップ持参で呼びつけ、デビルバッツの雪像を作ったのでした。
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葉柱なりに思うことがあったのだろうな~と思いました。
作っている様子は全く描かれていないのは、見られたくないからかなあとか思ったり。笑
泥門のメンバーにばれたくないだろうし。
栗田が「誰が……??」と呟いたとき、ヒル魔は「…… 知るか」と言っていました。
でも、ヒル魔だけは誰が作ったかなんとなくわかっていそうなんですよね~。
【37巻】アメリカ戦 ミイラ男の正体
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試合の途中で進が動けなくなってしまった。
進はそのまま出ると言うが、ひとまずベンチに下げることに。
ヒル魔は、ミイラ男に「出ろ」と言う。
男は包帯をほどいた―
ミイラ男の正体は、葉柱ルイだった。
なぜ、わざと包帯で隠していたか―
秋大会で負けてからも、練習を続けていた賊学。
そんな中、葉柱はアメリカ戦の日本選抜試験のことを知り、出たくてたまらなくなったが…賊学のメンバーのことを考えると自分が行く訳にはいかない。きっとチームがダメになってしまう。
マネージャーに葉柱は練習のし過ぎで入院中だということにし、包帯で隠して試験を受けることにした。
ヒル魔だけが知っていたこと。
【ヒル魔】
やる気のねえ奴らの未来までよつまんねえもん ずっと一人で背負ってるんだよ こいつはよ
そして、
【進】
…賊学のエースが葉柱ルイが世界を破る姿を見せるのが
一番チームメイトを燃えさせる そうではないのか
進の言葉にハッとする葉柱。
そして、ヒル魔にけしかけられ、包帯をほどいて試合へ。
自分のレベルは進とは違う。出ても恥をかくことはわかっている。
――でも でもよ
それで黙って身ぃ引いて見てられる 雲水みてえな達観した奴ほど 生まれながらに賢かねえんだよ 畜生……!!
試合に出て早々に、吹き飛ばされる葉柱。
俺にはなんにもねえ
もう 隠すもんも守るもんもねえ
誰にバカにされようが どんだけみっともなかろうが 知ったことか……!!
必死で食らいつきく葉柱。
敵が葉柱に気をとられて、セナがボールをはじいてつながり日本の得点に!
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一番の葉柱のターン!
雲水だと思われていたけれど、葉柱だったのです。
選抜試験を受けたいと思う葉柱の顔が良いんですよね~。子どもみたいにワクワクしているのが伝わります。
葉柱が包帯をほどいて出ようとするときに、ヒル魔がニヤッとしてるところも好きです。嬉しそう。やっちまえ!みたいな顔をしてる。笑
そして、葉柱のプレーを見て、観客席から見ている雲水がなぜ自分は試合に出ていないんだと後悔しているところがあったり…。
阿含が雲水と一緒に試合に出たかったのだろうなと感じるところもあり…。
葉柱のプレーで周りの人たちが動かされていて…いや~熱かったです!
タッチダウンしたあとのセナと葉柱のハイタッチが良かった。葉柱良い顔してる!
この巻の葉柱、本当にがむしゃらでかっこいい。吹っ切れた感がある!
賊学のメンバーがテレビを見ていて葉柱のことに気が付くシーンがありました。
葉柱のプレーを見た賊学メンバーたちは、きっと真面目に練習するだろうなと思います。やるよな!
おわりに
葉柱とヒル魔の関係が良いなあと。
2人のシーンは、そこまで沢山ある訳ではないのですが、大切に描かれているなあと感じました。
ぜひぜひ漫画で見てみてください。
今回はこの辺で。ではでは。
村田雄介 稲垣理一郎『アイシールド21』集英社 ジャンプコミックス より