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aiko 6thアルバム『夢の中のまっすぐな道』全曲感想

aiko 6thアルバム『夢の中のまっすぐな道』全曲感想

aikoのアルバム全曲感想!

今回は『夢の中のまっすぐな道』です。

この『夢の中のまっすぐな道』は、濃厚なアルバム。

1曲1曲が個性派ぞろいなんです。

それでは、書いていきます~。

『夢の中のまっすぐな道』収録曲

『夢の中のまっすぐな道』 aiko

M1.青い光
M2.恋人同士
M3.エナジー
M4.明日もいつも通りに
M5.かばん
M6.恋の涙
M7.ビードロの夜
M8.愛のしぐさ
M9.ずっと近くに
M10.Smooch!
M11.花風
M12.三国駅
M13.星物語

『夢の中のまっすぐな道』/aiko
【品番】PCCA-01529
【発売日】2005/03/02
【価格】¥2,913(本体)+税

『夢の中のまっすぐな道』全曲感想

M1.青い光

珍しい「僕」目線の曲です。

歌詞にもあるように「突き抜ける程 晴れた日」を想像できるような、真っ直ぐ向かってくる歌。

私的には青白く発光する光がふわ~っと照らしてくれるようなイメージで、アルバムタイトル『夢の中のまっすぐな道』のはじまりにぴったりだなあと思いました。

風景でもなんでも、いいなと思うものを見るとと感情が昂ってしまうんですよね。
『青い光』にもそんな空気感があるというか。
それで、情けないですが涙が出そうになって…それも一瞬のことだと思うと噛みしめておかないとなあと思います。

「うまく表現できないけど」。笑

M2.恋人同士

愛しい人よ くるくると表情を変えながら
あたしの手のひらの上にいてね

コロコロ気持ちが変わってしまうかわいい小悪魔の「あたし」にオロオロする。
「あなた」が「あたし」に振り回されるようすを表しているような、テンポがくるくる回ってる楽しい曲です。
あと、ヴァイオリンが艶っぽい。

可愛いもんよ好きだと言ってくれたなら
それだけでそれだけでいいんだから

かわいいわがまま。笑
好きすぎるゆえに、ちょっとしたことで不安になったりする裏返しなんだろうなと。

M3.エナジー

恋のはじまりから、両想いになる歌。

「あたし」が「あなた」に求めまくっているというか、注文が多いです。

でも、疾走感があり爽やかな曲調なので騙されます。笑

M4.明日もいつも通りに

別れた「あなた」のことを想う歌です。

好きなポイントが多すぎるのですが、特に好きなのがここ。

時が経って知ったでしょ?何気なく過ぎてゆく
毎日に生まれてた愛情が
「つまんない」と呟いた白く煙る日々でも
こころの隅っこで生きてた事

どんなに退屈でも、何もないと思っていた日でも、一緒にいられるだけで幸せだったんですよね。

自分自身が忘れていたとしても、どこかで生きているはずだと。

そう思うと、本当に些細なことも見落とさないようにしないとなあと思わされます。

M5.かばん

好きだという気持ちが「かばん」にも収まらないほど大きくなってきたから、いつか聞いてねって歌。

曲調も明るい感じで好きが溢れてます。

サビのリズムが不思議な曲です。

M6.恋の涙

イントロが鳥が遊んでいるみたい。笑

大好物の明るいリズムの失恋ソングです。

ボロボロに泣いていてもおかしくないような歌詞なのに、悲壮感を感じないんですよね。

「あたし」の涙はピンク色っぽい。全体的に音が可愛らしいです。

M7.ビードロの夜

ギターがジャガジャカ鳴ってるかっこいい曲。歌詞も好きすぎる。

遠距離であんまり会えないのか、「あなた」のことを想いすぎて余裕がない「あたし」の歌。

Bメロです。

打ち上げ花火の影 ビードロ色の涙は受話器じゃ気づかれなくていい
ただ「あなたが元気で幸せでいればそれでいいの」と並べて言葉は嘘

自分ばかり想っていたり、嫌われたりしたくないから本当のことは言わない。

Bメロのリズムが好きで何回も聴きたくなる。
あと「嘘」の言い方良き。

サビです。

逢えないのも触れられないのもあたしがいないのも全部嫌
本当は結局はそんな場面想像するだけでも嫌

この曲聴かせた人が「嫌がりすぎだろう」と言っていました。笑

いいんだよ!全部嫌なんだよ!

ぐるぐるのたうち回っている蝉のようでいいですね。
こういう自分の中でいっぱいいっぱいになっている感じの曲ほんと好き。
「嫌」の言い方が必死でそこも聴いてほしい。

2番サビです。

逢いたいから溺れたいからあなたにふれて確かめたい
あたしの胸の中が擦り切れる音が本当に聞こえるのか

「あたしの胸の中が擦り切れる音が本当に聞こえるのか」!!

初めて聴いたときすごいなあと衝撃をうけたところです。
『ビードロの夜』は好きなところが多いのですが、ここだけでももう最強だなあと。

純粋に言葉通り「音が聞こえるのか確かめたい」っていう感じでもいいですが、「あたし」がどれだけ想っているのか、どうぜ全然わかっていないでしょっていうあきらめの意味も含んでいると悲壮感が出てもっと好きになります。笑

M8.愛のしぐさ

別れたあと、「あなた」のことを傷つけてしまっただろうなと後悔しているバラードです。

「あなた」は言葉で好きと言わなくても見ればわかるよ、と伝えたかった。

でも、「あたし」はそれだけじゃ満足できなかったのかなと。全然見てくれてない、わかってないと。想ってくれていたのに、振り切ってしまった。

「あたし」はなんとなく別れてしまうのだろうなと予感していましたが、その通りに別れが来てしまいます。

付き合っていたことのことを考えてみると、本当はわかってくれていたのに的な感じの歌かなあと。

悶々と後悔していますね。

M9.ずっと近くに

まったりジャズ~な感じの曲です。

まだ付き合いたての「あなた」と「あたし」が夜道を寄り添いながらゆっくり帰っているような感じ。微笑ましい。

ぼやっとしたまーるい月が2人を見守ってくれていそうな、あたたかい歌。

夜の帰り道に聴きたい。

M10.Smooch!

歌いはじめで驚かされました。なかなか珍しい感じ。

お互いに好き合っていて、もうすぐ付き合いそうな、もうひと押しって感じの歌です。

「あたし」が小悪魔っぽいというか、計算高いかな?笑
なんだけど、好きだからこそ「あなた」からこっちに来てほしいって感じが可愛くもあります。

心暖かくなるでしょ一瞬だけでも
あなたとあたしは惹かれあってるから
そこを逃すな!
たまには信じてみて絶対離さないよ
あなたから繋いでくれた手

「たまには信じてみて」っていうのが、いつも駆け引きをしてるのかなとも思いました。笑

あと、最後の口笛がかわいいです。

M11.花風


今「あなた」と同じ風景を見られるのって奇跡的なこと。
この世界でずっといたい。
もし生まれ変わったとしてもあなたを見つける的な歌です。

曲も歌詞も真っ直ぐでキラキラしています。

M12.三国駅


タイトルになっている『三国駅』はaikoの学生時代の最寄駅です。(大阪 阪急宝塚線の三国駅)

「あそこのボーリング場」は「新三国アルゴ」というボーリング場のことです。

aikoは高校時代を楽しく過ごしたそうで、そのときの友人とはずっと付き合いがあるそうです。
とても思い入れのある場所なのだと思います。

勝手に焦ったり不安になったりしてしまっていた自分。
今、大切な人たちや思い出に対して恥じることのない自分になれているかな、って感じの歌かなと。

誰か1人の「あなた」の歌っていうよりは、色々な方向に向けて歌っているのかなと思っています。

「苦しい時は助けてあげる だから安心しなさい」
自由に舞う 声がする
それでいい それだけでいい

大切な人たちからずっと応援してもらっていて、帰る場所があるから頑張れる、そんな感じなのでしょうか。

はじめはひとりぼっちで歌っていそうなのに、最後には誰かと一緒に帰っているような情景が浮かびます。

M13.星物語

静かな夜に聴きたいバラードです。

「あなた」との思い出の場所を通ると意識してしまう。やっぱり忘れられない。
「あたし」も昔に比べて成長したと思うし、今なら「あなた」の元に進んでいけると決意する歌、だと思っています。

歌詞が「あなた」に向かっていく気持ちがどんどん強くなっていくからか、はじめ小さな星がぽつぽつと瞬く感じなのが、徐々に輝きが増していくような、そんなイメージがあります。

一度きりのあたしの物語 あなたがいないといけない

やっぱりaikoの中では好きな人=「星」で、あなたの物語なんだろうなと。

最後の最後が1番切実で。
「あなた」へのまっすぐな気持ちが伝わってきます。

『夢の中のまっすぐな道』全体感想

正直に言うと、私の中では『夢の中のまっすぐな道』は1曲1曲で見ると好きな曲が多かったのですが、通して聞くと「ん?」って思っていたアルバムで。

今回ずっとリピートしていて思ったのは、どの曲も濃厚だからからかなあと思いました。

弱いところもありますが、弱さも武器にしてくるし、強い曲はそのままガンガンぶつかってくる。

どの曲も、方向は違ってもまっすぐ届いてくるんですよね。

で、色んな方向から攻めてくるから自分の許容量がないと「ん?」ってなってしまう。
『三国駅』の「あたし」じゃないですけど、「自分が頑張れているかな…?」っていう不安な気持ちだと、太刀打ちできない…だからかなと。

今回、改めてしっかりどっぷり聴いてみて、ガンガンくるけど、それはまっすぐに届ける道を作るためだったのかなと感じました。

はじめ『青い光』が青白く発光する光で道を示してくれているようで。

続いていくどの曲も、個性が強くて毎回歌の世界に入りこませてくれます。

最後の『星物語』では「あなた」という星に向かって進んで行くイメージ。

終わったあとにも、ぼんやりと光が見えて、道を作ってくれているように感じました。

私の中をガンガン施工されて、出ていったあとにやるしかないなあと思わされたというか。

なんかaikoありがとうって感じです。
やっぱりaikoはいいですね。(結局それ。笑

そんな感じでした~。

ではでは。