少女漫画

かくかくしかじか|東村アキコの自伝的漫画を読んだ感想

かくかくしかじか|東村アキコの自伝的漫画を読んだ感想

こんにちは、ナカノです。

今日は、東村アキコさんの『かくかくしかじか』をご紹介します。

発売された当時読んでいてウワーヤメテヨーってなった漫画です。笑

読み返したら、やっぱりえぐられましたね…。

『かくかくしかじか』あらすじ

『かくかくしかじか』は東村さんの自伝的な漫画です。

あらすじ

林明子(はやしあきこ)は宮崎県で育ちます。

幼いころから少女漫画が好きで、少女漫画家になることが夢。

とりあえず、美大に入って描く時間があれば漫画家デビューできるだろうと楽観的に考えていました。

しかし、美大受験は大変らしいので、友人に紹介された日高絵画教室に行くことに。

そこで出会った日高先生にボッコボコにされながらも、描いて描いて描きまくり、美大合格を狙います。

その後、大学生になり、就職し、漫画家になっても日高先生との付き合いは続いてゆき-

『かくかくしかじか』感想

とにかく、もう一気に5巻読んでほしい!

あんまりネタバレするとなあ…ってことで、感想というか思いだしたこととかを書いていきます。

画塾のスパルタはどこも同じ

1話から、いきなり日高先生が明子の絵を竹刀でバシバシ叩くのですが、昔通っていた画塾を思い出しました。

私の画塾の先生も、竹刀だったか棒だったかを持って素振りをしていたので、画塾はこうなんだなあと。笑

私も画塾時代の印象的だったことがあります。

初めて画塾に行ったとき

衝撃的すぎて、未だに忘れられません。

デッサンをしたあと、壁に並べて先生が批評するのですが、「1番うまいんじゃないの?」って思う人のデッサンをガーゼでバッシバシ叩いて「まだこっちの方がマシ」と言ったのでした。

木炭デッサンだったんですけど、木炭飛びまくってましたね。

縮みあがりました。

感じろ

別の日には、「もっと重みを感じろ!」的なことを言いながらブロックを床にたたきつけていました。

絵も同じようにブロックの重みを感じられなければいけないと。

全員号泣

あとは、ある日講習生全員に「言う事が何もない」と言い残し、先生が教室から出ていってしまったことがあり、全員大号泣。笑

でも、そこまでやらないとわからないんですよね。

今は時代的に竹刀もってたら色々ヤバいかもしれないですが…過ぎ去ったら笑えるというか、ありがたいことだったなあと思います。

作品の中では色々な日高先生のエピソードが出てきて笑えます。
先生強すぎる。

描け

作中の中で日高先生は何度も何度も「描け」と言います。

描く人やものづくりに携わっている人にはぐっさぐっさきますよね。これ。

あーもう描いてなくてごめんなさい、作ってなくてごめんなさいって。

結局、描け=手を動かすしかないんだと。

普段イメージで考えているもんで、文章や数字でものを考えるより、結局紙にかいた方が解決できるんですよね。

本を読んだり、ネットを見たりして色々考えたりするんだけど、本やネットの意見は、結局自分で考えたことじゃない。

他人の考えなんですよね。

自分で体験する、作る、描くしかないと。

さらけ出すこと

東村さんが昔のことを色々細かく覚えているというエピソードがありました。

だからあんなに暑苦し…厚みのある話が描けるんだろうなあと。

なんですけど、後半はあんまり覚えていない…的なことが結構多かったり、前半ほどまとまっていないように感じました。

でも、これはこれで、自分をさらけ出しているように思います。

なんか臭い物に蓋をしてる感があって…何も見ないように、考えないようにしていたんだろうなと。

過去の自分と向き合うのってめちゃくちゃキツイですよね…情けないときほど。

東村さん、描くの大変だったろうなと思います。

ここまでさらけ出すこと、作品にできるってなかなかできません。

人の自伝なのに、自分のことも色々思いだしてウワーってなってしまいました。

やっぱりすごいなーと思います。

さいごに

東村さんは、自分のこと描いたときめちゃくちゃ面白いなあと思っていて。

本編より、巻末のおまけで笑ってしまったり。

あと、同じくさらけ出してるなあーと思うのが、エッセイ漫画『ママはテンパリスト』

東村さんと息子ごっちゃんの話で、ギャグので笑いに振り切れてて面白いです。

特に最終巻4巻のごっちゃんがぶよに噛まれて足にお灸を据えられるシーンで息できなくなるくらい笑った。

ほんとにたいしたもんだよ。笑

東村さんあんなにさらけ出せて、面白いなんて反則だよ。

それでは今日はこの辺で。